2021年11月15日

おかげさまでマノワは、2021年11月15日で10周年を迎えました。

夢はもう見ないのかい?
明日が怖いのかい?
諦めはついたかい?


コロナの時代、この言葉と戦った1年間でした。中村です。

2021年11月15日でマノワは10周年を迎えました。

63D13076-A031-486E-AC87-52CE6DD2FD13.jpg

多くのお客様、業者様、10年間一緒の時間を過ごして来た数多くのスタッフ達、その全ての方々に感謝致します。

ありがとうございました。そして、これもよろしくお願い申し上げます。


全世界の方々にとって全てが変わってしまったこのコロナの2年間、例外なくマノワも多くの価値観が変わってしまいました。

マノワをオープンした、2011年、僕の生い立ちもあり、僕は10年でジビエを使って、全ての方々に、持続的に幸せが循環出来る世界を作る事を目標に、多くのチャレンジをして参りました。

先日行った、マクアケを使ったクラウドファンディングで多くの方々の協力もあり、来年春には自社で、北海道森町にジビエの解体場、食肉製品製造の工場を作ります。

10年前かかげた目標が来年春にやっと達成出来る所まで来ました。

現在では普通にフランス料理店で食べられている、海外から届く鳥系のジビエ含め、ジビエは今後もっともっと規制が厳しくなります。

マノワではこれからも変わらず、僕が20年以上働いて来た、フランス料理のジビエの魅力を多くの方々に伝えて行く為だけでは無く、解体場が無い為に捨てられているジビエの多くの命を無駄無く有効利用し、全ての方々に幸せが訪れる、好循環な持続化する社会を目指して行きます。

そして、このコロナの2年間、これから先マノワは何を目指すのか?日々自問自答して来ました。

最近若者達の間で流行っているこの曲が、まるで僕の事を歌っている様で何度も聞き、いろいろ考えました。

https://www.youtube.com/watch?v=d6i4AtCxrDo

「拝啓、少年よ」ー Hump Back
作詞: 林萌々子
作曲: 林萌々子

夢はもう見ないのかい?
明日が怖いのかい?
諦めはついたかい?
馬鹿みたいに空が綺麗だぜ
「今はもう見れないさ」
あいつも変わったな
笑いあった日々を
馬鹿みたいに思い出している
ひび割れ青春
駄々こね少年
忘れちまった浅い傷
神様なんていないぜ
ハナから信じちゃないさ
僕たちをこのままで
あぁ もう泣かないで
君が思う程に弱くはない
あぁ まだ追いかけて
負けっぱなしくらいじゃ
終われない
夢はもう見ないのかい?
明日が怖いのかい?
諦めはついたかい?
馬鹿みたいに空が綺麗だぜ
あぁ もう泣かないで
君が思う程に弱くはない
あぁ まだ追いかけて
負けっぱなしくらいじゃ
終われない
遠回りくらいが丁度良い




これからマノワは何を目指すのか?

この1年間に、、、

明日から、お酒抜きで20時00分までの営業のみ!

なんて事が、東京で起きるなんてこれっぽっちも考えておらず、、、、

マノワからワインが無くなり、20時00分迄の営業になるとどうなるか?

全くお客様の層が変わってしまいました。

そこで思ったのは、、、、、

何の為に生きているんだろう?そして、これから誰と生きて行くんだろう?
って事でした。

スタッフが10人以上いるマノワでは、このコロナの2年間、雇用を守る事は当たり前ながら、更にスタッフの給与を上げ、先日からは女の子のパティシエを新たに迎えました。


そんな日々の中でも、多くの常連様に連日ご来店頂き、常連様の温かさや大切なものをスタッフ一同感じさせて頂きました。

来年春から、北海道森町でジビエ事業を始めますが、、、、

それと同時進行で、北海道函館でワイン事業を本格的に目指して行きます。

既に何度かブログでも書いてますが、現在僕のパートナーが、北海道函館の函館空港から10分程の丘の上に、4ヘクタールの畑を所有しており、既に農業法人も取得しております。

ワインを作ると言っても、明日出来る訳も無く、葡萄がなる迄に何年もかかり、その葡萄がワインになるのにも何年もかかります。

僕は食べる事は文化だと考えております

コロナの2年間、一緒に食べる事も出来ず、一緒にワイン飲む事も出来ず、一緒に同じ時間と空間を楽しめなかった方々がたくさんいらっしゃると思います。

僕は両親から、食べる事は楽しみであり、生きがいだと教えられました。

これから先、食べる事を放棄する世代や、仮想現実に入る世代が来るかも?知れません。

それでも僕は、食べる事を放棄する事は無く、むしろ常連様や多くの方々と共に、食べる事を通して、楽しんで生きて行きたいと考えております。


葡萄は当然ながら1年に1回しか実らないので、42歳の僕は頑張っても40回程しかワインを作る事は出来ません。当然ながら、ワイン事業は僕の人生では足りず、その先は次の世代に引き継いで行く事が文化に繋がると信じております。

函館は既にブルゴーニュの有名生産者がワインを作っておりますが、近い未来に日本における、ワインの一大産地になると僕は確信しております。マノワでは、今後、ピノノワール、シャルドネを中心に植えて行き、多くの方々や街と共に、畑の近くの廃校利用したり、雇用を生み出したり、さらに未来には障害者雇用を考えております。

このコロナ禍で、働く事の大切さや、何故生きているのか?を、僕なりにたくさん考え、これから先マノワが目指すのはこれなんじゃ無いかなあって考えております。

その後は北海道森町で、オーベルジュ事業を始め、多くの常連様と人生楽しめる様な世界を作っていこうと考えております。

10年一昔なんて言葉がありますが、多くの方々のおかげで、10年続いただけに過ぎません。

これから先は、マノワが東京の広尾でフランス料理店を続けている意味と意義を考え、マノワだけで無く、大きな視野を持って、世界が共存し持続化出来る世界を目指して行きたいと強く考えております。

今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。

負けっぱなしくらいじゃ終われない!
遠回りくらいが丁度良い!


マノワ 中村豪志 2021年11月15日
posted by マノワ at 14:54| 僕の生き方のお話し! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする