そーなんです。北岳(3193M)に登って来ました(後編)

登り始めの、広河原から、肩の小屋まで、通常5時間から、5時間30分位が通常ペースとされてますが、、、、、
僕は4時間30分かかり、北岳肩の小屋(3000M)に辿り着きました。ちなみに、高校生時代は、3時間で登り、山頂から、広河原までの下りは1時間30分で下山してました。そんな若かりし頃が懐かしいです(笑)
そして、同級生のご家族と挨拶をして、直ぐに、、、、、
山頂を目指します!
と言うのも、台風が直ぐそこまで近づいており、天候がどうなるか?分からなかった為です。
標高3000Mに位置する、肩の小屋から、標高3193Mの山頂までは、直線距離では193M!時間は片道30分かかります。ただ、すこぶる急斜面なんです!
っで、、、、

北岳3193Mに登頂しました!


登り始めの、広河原から、肩の小屋まで、通常5時間から、5時間30分位が通常ペースとされてますが、、、、、
僕は4時間30分かかり、北岳肩の小屋(3000M)に辿り着きました。ちなみに、高校生時代は、3時間で登り、山頂から、広河原までの下りは1時間30分で下山してました。そんな若かりし頃が懐かしいです(笑)
そして、同級生のご家族と挨拶をして、直ぐに、、、、、
山頂を目指します!
と言うのも、台風が直ぐそこまで近づいており、天候がどうなるか?分からなかった為です。
標高3000Mに位置する、肩の小屋から、標高3193Mの山頂までは、直線距離では193M!時間は片道30分かかります。ただ、すこぶる急斜面なんです!
っで、、、、

北岳3193Mに登頂しました!

誰も山頂にいなかったので、気がついたら寝てしまっていたのですが、目が覚めたら、天候が急変してました。
小学生の頃雲が出来て、雨が降る行程を勉強しましたよね?
先程の写真は、標高3193メートルの北岳山頂から撮った写真です。
雲が出来て、雨が降るまでの上昇気流の状況が分かると思います。
1 上昇気流のあるところで空気が上に持ち上げられる。
2 上空に持ち上げられた空気は冷やされる。 100メートルで約1°Cほど冷える。
3 水蒸気が冷やされると、空気の中の水蒸気が、水や氷の つぶになって雲ができる。
4 雲の中の水や氷のつぶがくっついて、大きく重く なって落ちてくる。これが雨や雪です。
この数分後土砂降りになりました!
登って来た道をダッシュで走って山小屋目指すのですが、途中でおもいっきりコケて、右手が血まみれになりました。そんなことより、とにかく山の天気は非常に危ないので、山小屋に駆け込みました!
ちなみにこの北岳の尾根で、今年登山者に雷が落ちました!尾根の上だと雷は、尾根を走ります!
とにかく山の天気は変わりやすく危険なんです。
ちなみに、この距離を肩の小屋の従業員の女の子は、肩の小屋から往復で14分しかかからないそうです。いつの時代にも、すげー奴はいるんだなぁ?って思いました。
その後、肩の小屋で、夕食までずっと寝続け、、、、、

夕食!
3000Mで温かい食事が出て来る事が、非常に有り難い気持ちになります。
食事を終え、この日、たまたま一緒に登っていた後輩と共に、担いで来た、、、、


ワインを飲みました。
せっかく重いワインとワイングラスを運んで行くので、最高のワインを持って行きました。何度かワインを担いで山は登って来ましたが、ここまで最高のワインを飲んだのは、始めてでした。
シャンパーニュはクリュッグの2004年ヴィンテージを持って行ったのですが、驚く事に、抜栓して、グラスに注ぐとあっという間に、泡が消えていきました。
良く良く考えるとそーですよね?
大気は約10kmあるみたいなので、北岳が標高3193mだと、大気圧は約30%減です。大気圧が2/3って言うと少し言い過ぎだと思いますが、地上よりは、気圧がシャンパーニュの泡にもかからない為、直ぐに抜けたんだと思います。
その後、大人しく朝までぐっすり寝て、気がついたら、、、、、

朝ごはん
お腹いっぱい食べて、天候が悪いので、一気に下山しました。肩の小屋から、2時間30分位かかりました。
広河原から、実家の芦安村に戻り、母親の何気ない昼ごはんを食べて、、、、


直前で食べる分だけ裏の畑から摘んで来た、野菜の美味さに改めて感動し、もう1歩も筋肉痛で動け無いので、とにかく寝ました(笑)
僕の人生、すべては北岳からはじまり、いつも北岳が教えてくれたんだと思います。
幼少期、父親が北岳(3193m)の山小屋を経営しており、北岳の麓の村、山梨県南アルプス市芦安で育ちました。
身体いっぱいに大自然を感じ、父親と共に、春には山菜、夏には岩魚釣り、秋にはきのこ穫り、そして、鹿やいのしし等のジビエを父親と共にハンティングし、命の大切さ、そして、人間も大自然の一部だと感じ、僕の生き方に、真っ直ぐな線を引いてくれました。
改めて、これから僕が何を目指し、何をして行くのか?
結局は、僕は僕であり、人間も大自然の1部であり、たまたま、東京でフランス料理店を経営している僕が、何が出来て、これから何をするべきなのか?
明確に見えた気がしました。
それは、これから先も僕自身が行動して未来に示して生きたいと思います。
40歳になって、北岳登り改めて自分らしく生きるって事の大切さを思い出した気がしております。
3000メートル超える、北岳にも現代化の波は当然来ており、普通に携帯電話が使える事にびっくりしました。ソフトバンクは微妙でしたが、ドコモは普通に使えました。
来年、5Gが日本でも本格的に始まったら、今では考えられない事が多く起きると思いました。携帯電話で話しながら、登山して、山頂でバーチャルでゲームやって、ドローンでラーメン運んでくれる時代も近いんじゃないか?とも思いました。
でも大切なのは、やっぱり、自分だなぁ?って感じ、両親に育んで貰った、大切な感受性は、何歳になっても変わらないんだと感じた、今日この頃です。