今年は10月1日、2日が週末の為、既に多くのご予約を頂戴しており、休めない為、、、、
10月3日(月)4日(火)5日(水)
お休み頂き北海道の北の方にハンティングに行って来ます。
明日の狩猟解禁日は北海道のスタッフ達が鴨撃ちやってます。豊猟期待しております。
そんな9月30日、いつもお世話になっている、渋谷銃砲店に、18000円もする、高級バッジを貰いに行った所、、、、、、、
(ハンティングする為には、このバッジ付けて無いと、そもそも、北海道でハンティングが出来ません)
おじさま達で、ごった返してました。しかも、皆んな目が輝いて、北海道のハンティングの話ししてるんです。毎度、思うのですが、趣味持って、人生を楽しんでいる方々って、若いですよね?
あんな、カッコイイおじさまになりたいもんです(笑)
10月1日は、ハンターにとっては、お正月の元旦みたいなもんなんです!
多くの方にお問い合わせ頂いておりますが、日本のハンティングは、、、、
10月1日に、北海道のみが解禁になります!
他の場所は、東北などの1部の地域を除いて、ほとんどの地域が、、、、
11月15日が解禁日になります
なので、10月1日から、約1ヶ月半の間は、国産の鳥系のフレッシュジビエは、、、、、、
北海道のジビエしかありません。
しかも、この時期は、先日も書きましたが、今が旬の天然きのことシーズンが重なる、貴重な時期なんです!
何故、多くのハンターがこぞって、北海道に集まるか(羽田空港は、ハンターで溢れ、狩猟犬を連れているハンターや、迷彩服着ているハンターなどで溢れ、異様な光景になります、僕もその1人なんですが)、、、?
今の季節、シベリアから北海道に飛んで来た鴨達は、池の中で、のほほんと暮らしております!
まだ、全国的に、稲刈りをいてない場所が多くあります!
鴨達は、そんな、米をたらふく食べて、池で寝る!
そんな、3食昼寝付きの、羨ましい環境なんです!
そーなると、当然リラックスした状況で、ぷくぷく太りますよね?
そーんなんです!養殖の鴨では無いのに、ストレスフリーの中で、食べる物がいくらでもある、、、、!
天然のジビエで有りながら、美味い鴨なのは簡単に想像出来ますよね?
北海道以外の地域の11月15日の解禁日では、当然ながら、稲刈りは終わり、様々なハンターに追われ、まして、北海道では、寒過ぎて、池が氷り、鴨達は暖かい地域へと飛んで行きます!
だから、10月1日の解禁日の鴨撃ちには、毎年、お店を休みにして、鴨撃ちに毎年行っておりました。
しかーし、今年の10月1日は土曜日
かなり前からご予約を頂いていた方がいらっしゃった事もあり、流石にお店を閉める事も出来ず、、、、
10月1日が土曜日という事は、平日以上に全国から、ハンターが北海道に集まり、鴨撃ちする事が予想されます。
今年は、日本に存在する、レストランで出して良い、ジビエの中で、間違い無く1番貴重だろうと思われる。
蝦夷雷鳥
ハンティングに、10月3日、4日、5日に行って来ます。その辺のお話しはまたブログで書きます。

エゾライチョウは、キジ目ライチョウ科に属する鳥類の一種で、本州の高山帯に生息するライチョウとは属が異なり、羽の色は変化しません。
身質は白身で最高に美味しい白身のジビエと言っても過言では無いと思います。
北海道では主に標高200〜800mの亜高山帯以下の針葉樹人工林に広葉樹を交えた針広混交林、落葉広葉樹林に生息してるはずなんですが、北海道での狩猟では全く見る事が出来ず、本当にいるのかよ?って疑いたくなるほどでした。
北海道にお住まいの方でも、蝦夷雷鳥は知らない方の方が多いくらいです。
エゾライチョウは、かつては一般的な野鳥であったそうなのですが、近年は自然環境の変化などにより、生息数が激減しています。
しかし、美味いという観点から、狩猟鳥指定から外すことに抵抗があるため、現在でも狩猟鳥なんです。
シチメンチョウが一般に浸透するまでは、欧米ではクリスマスの最高のご馳走と言えば、この鳥のローストであったと言われております。
その為、1920年代から1950年代には、北海道のエゾライチョウは年間5〜6万羽が捕獲され、輸出されていたそうです。また近年の減少は、キタキツネ、エゾタヌキによる捕食が大きな原因と言われてます。
面白い話しがあるんですが、、、、、
以前、根室市にお住まいのOさんという有名なハンターに、ガイドをお願いして、車の助手席に乗せていただいて、狩猟をしました。
東京のレストランで、蝦夷雷鳥がどれだけ貴重なのかをお話ししていたら、根室市の方々はその昔から、年越しそばは、この蝦夷雷鳥から出汁を取り、蝦夷雷鳥のお肉を入れて、年越しそばにするそうです!
そんな贅沢な年越しそばを食べたいもんです。
何故、蝦夷雷鳥をわざわざ、店休みにして取りに行くのか?
蝦夷雷鳥は、1人のハンターが1日、2羽しか取ってはいけません。もし、仮に2日間ハンティングして、蝦夷雷鳥の大群に、出会ったとしても、1日2羽づつ、僕は4羽しか取れません。
また、今度ゆっくり書きますが、北海道の旅費、弾代、ガイド料金、宴会代、林道入る為の許可申請等、、、、
毎度、言いますが、お金が欲しいからやっている訳でも無く、有名になりたいからやっている訳でもありません。
ただ、何年も常連様が、僕が撃った蝦夷雷鳥をお待ちになっていると言う事実があるだけです。
あとは、数年前に生き別れになった、蝦夷雷鳥に会いたいって事ですかね?(笑)
蝦夷雷鳥だけで無く、マノワでお出しさせて頂いている、ジビエには、業者から買って調理して、お客様にお出ししていると言う、単純な商売話しでは無く、、、、、
正直、業者さんから買った方が、はるかに安いです。ただ、そのジビエがどう言う状況でとられ、どーやって、捌かれ、メスか?オスか?さえも分からない事が良くあります。
マノワの為に、とってくださる、ハンターの思いに、ちょっとだけの僕のトークと思いを加えて、本当の意味での、採算度外視で、お出ししております。
そこの、ストーリーこそが、最も大切だと、僕は考えております。
http://manoir-restaurant.seesaa.net/article/445638917.html
数年前に蝦夷雷鳥をハンティングに行ったブログです。ご興味ある方はどーぞ!
僕は、本番にはめっぽう強いんで、天気は晴れ男なので、蝦夷雷鳥さえいれば、大丈夫だと思います(笑)
そうそう、今年から北海道森町でジビエの解体場をマノワで本格的に稼働させたのもそうですが、、、
闇ジビエを無くしたい
って言う思いがあります。
僕らが食する牛肉でも豚肉でも当たり前ですが、必ず屠殺場を通して流通します。しかしながら、ジビエは解体場を通さず、適当に捌かれ、レストラン業界に流通している闇の現状があります。
だからこそ、ジビエが臭い!って言う悪いイメージを持つ方々が少なく無いと考えております。
ハンティングの方法から、捌き方、流通の仕方、そして、調理方法!その全てが揃って、安心安全でおいしいジビエが、当たり前ながらお客様に届きます。
ジビエにもこの、安心安全で美味しいって言う事を当たり前にしたい。世の中から闇ジビエを無くしたいと強く思います。
ジビエを多くの方々にもっともっと安心安全にお召し上がり頂く様に、闇ジビエを無くすプロジェクトも始めて行きます。
それこそが巡り巡って自然を守る事に繋がり、ジビエを使って持続する世界に繋がる事だと僕は考えております。
その辺はまたブログで書きます。
終わり!