北海道・森町でのジビエ解体処理施設建設迄の道のり! Vol1
4月15日開始のマクアケを使ったクラウドファンディングに向けて!
大切なお客様へ!
日頃より、レストランマノワ、マノワラボ並びにマノワの商品をお買い上げ頂きありがとうございます。本日は大切なお客様にマノワの新規事業計画のお話しと、お願い事を書かせて頂きます。
今年マノワで、北海道・森町にジビエの解体処理施設、並びにそのジビエを使って作る食肉製品加工場を建設します。
4月15日開始のマクアケを使ったクラウドファンディングに向けて!
大切なお客様へ!
日頃より、レストランマノワ、マノワラボ並びにマノワの商品をお買い上げ頂きありがとうございます。本日は大切なお客様にマノワの新規事業計画のお話しと、お願い事を書かせて頂きます。
今年マノワで、北海道・森町にジビエの解体処理施設、並びにそのジビエを使って作る食肉製品加工場を建設します。
何度かブログでも書かせて頂いておりますが、そんな壮大な計画をこのコロナの時代に叶えます。
そこで今回はこのFacebookやInstagram、ブログをお読み頂いている方々に、マノワが考えている事をお話しさせて頂き、多くの方々にご賛同頂けましたら、マクアケを通して、クラウドファンディングを使用し、応援して頂きたく考えております。
よろしくお願い申し上げます。
そもそものお話しですが、何故にジビエの解体場を、東京・広尾の小さなフランス料理店のマノワが作るのか?
それは、僕が山梨県芦安村の大自然の中、両親から有り余る位の愛情を受け、人間も1つの生命体に過ぎないと両親から学んだからです。
北海道に処理施設を作る理由は、大きく分けて4つあります。
@ジビエが捨てられていること
Aハンターの高齢化問題、人材不足
B害獣被害の多発地域での、被害防止
C地方自治体での雇用の創出
@ジビエが捨てられていること
日本では多くのジビエが捨てられています。それはハンターが無駄な殺処分をしている訳では無く、そのジビエの行き場所が無いからです。
レストランでは多くのジビエが消費されておりますが、そのレストランにお出しする為には、しっかりとした衛生状況の中、ジビエの食肉解体処理施設で捌かれたジビエしか流通させる事は出来ません。
Aハンターの高齢化問題、人材不足
そこで、この解体処理場が必要になるのですが、当然ながら多額の資金が必要になります。全国様々な場所に解体場はあっても、そのほとんどの解体場は赤字経営で且つ、ハンターの高齢化も進み、使われてすらいない解体場がたくさんあります。
コロナ前の数年間、全国の様々な解体場に実際に足を運び、ハンターの皆々様や、自治体の役場の方々、そして、ジビエ被害に苦しむ農家の方々にお会いし、たくさんのご意見を聞き様々な問題を現場に行って直接聞きまわりました。
B害獣被害の多発地域での、被害防止

野獣鳥獣による農作物の被害総額は158億円(令和元年) その全体の7割程度は、シカ、イノシシ、サルによるものが報告されております。
森林の被害面積は、全国で年間約5千ha(令和元年度)で、このうち、シカによる被害が7割を占めております。
鳥獣被害は、営農意欲の低下、耕作放棄、離農の増加、さらには森林の下層植生の消失等による土壌流出・ 希少植物の食害、所領との衝突事故などの被害ももたらし、被害額として数字に現れる以上に、農村漁村に 深刻な被害の影響を及ぼしております。
近年では、被害防止を目的とする捕獲が行われ、 イノシシとシカの捕獲量が大幅に増加しております。これらは、焼却処分されることも少なくなく、その処分に要する費用や環境への負担も、今後の課題となっております。
まして、僕の育った芦安の様に、田舎に行けば行くほど野性獣の被害は多いのに関わらず、田舎の財政の問題もあり、解体場を作る事が出来ないと言う問題があります。
ハンターによってジビエは駆除され、ハンターに補助金は降りるものの、解体場が無いが為に、そのジビエを有効活用出来ず、捨てなくてはならない現状が現場にはあります。
人間の都合で駆除されているのに、理不尽だと僕はずっと考えております。
人間だってジビエだって同じ命なのに、、、、
星の数程あるフランス料理店の中でも、間違いなくトップクラスのジビエを扱うレストランマノワは、先ずこの問題に目を背けず、真剣に取り組んで来ました。
もちろん、ジビエが一般大衆食になっていないのも大きな問題ではありますが、せめてマノワでは、マノワで使うジビエはマノワで必要な量を持続化的に使い続ける事が出来る世界を作ろう!
そしてそれによって、マノワだけで無く、そこに関わる全ての方々に幸せが訪れる世界を作ろうとずっと考え行動して来ました。
既に6つの自治体と行なっている、ふるさと納税事業もその1つになります。
僕は未来はある日突然やって来るもんじゃ無く、今の延長線が未来だと思うんです。
そこで数年前から、北海道・森町の皆々様にお会いし、話し合い、一緒にハンティングして、一緒にお酒飲んで未来を語りあって来ました。
C地方自治体での雇用の創出
僕は北海道・森町で事業をするからには、北海道・森町で雇用を産み、地元の方々から愛される事業をすべきだと考えております。そこで、今回北海道・森町に解体場を作り、マノワのスタッフを常駐させますが、それだけに終わらず、今現在マノワラボで作っている、北海道のクリームチーズを使ったチーズケーキ等、ジビエだけでは無く、北海道に還元出来る世界も作って行きます。
その始まりの北海道事業が、今回のジビエの解体処理施設の建設になります。
当然ながら多額の資金を必要とします。そこで今回マノワで初めて、マクアケを使い、クラウドファンディングを実施したいと考えております。
このクラウドファンディングに伴い、これから北海道・森町で行う様々な事業の投稿をFacebookやInstagramブログで発信致します。
どうぞ最後迄お付き合いくださいませ。
ちなみに今現在、マクアケでのクラウドファンディング公開開始日は4月15日を目指しております。
次回は今回のクラウドファンディングに伴い、ご協力くださる方々への返礼品(リターン)で、お菓子を製作する、マノワラボシェフパティシエの杉本都香咲がマクアケ様に開発した商品と意気込みをご紹介致します(無茶振りですが)
どうぞお楽しみに!
Vol2に続く!