こんにちはー(・∀・)♪
早坂です〜!
最近お客様から、「グランメゾン東京」にハマってる〜って声をよく聞きます😆
私も毎週録画してますよー👍👍
同じ業界からしても、かなり面白いですよね?
リアルなところも、あり得ないよーってところもあって、、興味深く観ていますっ∩^ω^∩✨
フレンチに興味を持ってくださる方が増えるのは嬉しいですね😆✨
そして、ジビエが結構ドラマで出てくるのですが、
ハンターさんやジビエを取り扱うレストランのシェフなどからいろんな声を聞きます。
例えば、ドラマで鹿の肉が生で出ておりましたが、レストランでは生で提供することは出来ません

ドラマなので仕方ないですが、一応。
しかし、ジビエに興味を持ってくださる方が増えることもとても嬉しいことです😁✨
安心安全なジビエを提供することが第一で、そのために法律も変わってきており、
政府、自治体、現地のハンターさん、それぞれしっかりとした知識を持って、取り扱っています。
私たちが安全に美味しいジビエを提供出来るのには、いろんな方々の手間と時間が費やされています。
、、ということで、先日のお休みに
中村さん、多田シェフ、IKKOさんと共に
千葉県のジビエの食肉処理施設の見学に行ってまいりました!

木更津駅へ集合し、そこからバスで1.5時間移動します!
遠足みたーい∩^ω^∩♪
と、バックにたくさん忍ばせた
カリカリ梅を食べながら
あっという間に
まずは、「猟師工房ランド」へ到着。
一般財団法人の「猟協」さんが運営している施設です。
廃校になった小学校跡を利用しているそうです。
中へ入ると、、、
え?
ん??
な、なんか、想像してたのと違う〜〜!!!笑
ポップでしたね。
野生のガチャ!!笑
鹿の角も売っていました!
鹿の角の
「ハギレ」はお手頃価格。
ハギレって言うんだ!!😂笑
骨のキーホルダー。
一律1000円!
うーん、やっぱり大腿骨かなぁ〜?
って、マニアックすぎます😭😭😭笑
打ち所が悪かったジビエなど、人の食用には向いていない肉を
ペットフードとして加工した商品もありました!
捨てるところなく、全てを大切にしようという心を感じました‼️
校庭に出ると
B BQ出来る場所もあり、
こんなメニューも、ありました。
ジビアゲくんが気になる
(笑)


この日は、猟協さんで販売している千葉県のジビエを試食させて頂きました!
日本鹿(モモ、ロース、スネ)
猪(モモ、ロース、スネ)
タヌキ、キョン
炭火で焼きます!
ちなみに、この試食の中で、初めて食べたものがありました。。、
キョンです。
鹿みたいなのかなー?
っと思いましたが、
意外にそんなに赤身ではなく、
むしろ雉肉に近い色で
独特の歯ごたえ。
意外にクセがなく美味しくて驚きました😱
その後、実はこの組合の会長のHさんより
噂には聞いていた、、
「解体くん」
という、
法律をクリアした簡易型の解体処理施設を
間近で見せてもらいました!!
こちら!
見た目は、プレハブ小屋
中は
こんな感じで
部屋が2つに分かれています。
工程ごとに部屋を仕切って作業をします。
真ん中にレールが通っているので、
部屋の移動はスムーズに出来ます。
また、エアコンも付いているので、
温度管理もきちんと出来るようです。
この解体くんは、注文があればそのまま運び設置出来るそうで、全て合わせて300万円ほど
マノワでも自社所有の解体場ほしいなぁ〜

夢が広がる解体くん
でした!
突っ込みどころ満載の猟師工房を後にして、
再びバスに乗り30分。
今度は君津の解体処理施設に移動です!
解体くんは300万円でしたが、
こちらの施設は8000万円かかっているそう。
超立派な施設です!!
基本的に罠にかかった鹿や猪が届きます。
銃ではないので、
生きた状態で届きます。
昔はバットやハンマーを使って気絶させていたらしいのですが、今はほぼ電気ショックの棒を使って気絶させるそうです。
止め刺しの方法は、苦手な方もいると思いますので詳しくは書きませんが、、
とても分かりやすく、教えていただきました。
ここの処理の仕方、血の抜き方、によって肉の質は大きく変わります。

ひとつ目の部屋は、
皮を剥いで、内臓を取り出し、消毒する部屋です。
色んな種類のナイフを見せていただきながら、
どのように捌くかを教えていただきました。
ここで捌かれた猪の肉のうち2キロは、
市へ提出し、全頭検査を行います。
セシウムが検出されれば、食用には出来ません。
また、病気にかかっていないか、汚染されていないか、
肉の状態や内臓の状態をしっかりとチェックします。
その後、熟成庫へ。
次の部屋へ行くには、別の入り口から
またしっかりとした消毒をして入ります
みんなこの格好です。
これは、包丁を消毒するマシンと、
手洗いの機械です。
手を近づけると水が出るので、
まわりを汚染しないように出来ています。
パッキングのマシン
その他さまざまな機械がありました。
肉はこのように、部位ごとにパッキングされ、
シールが貼られ、いつどこで獲れたものかが
分かる様になっています。
こちらで扱っているジビエは、寄生虫を死滅させるため、必ず72時間以上冷凍してから出荷するそうです。
冷蔵庫にはこんなシールが貼られていました↑
この処理施設の代表の方は、ハンターでもあり、
きちんとしたハンティングの知識と、肉の知識と、法律の知識をもって運営されていました。
このお肉の価格を教えてもらうと、
意外と安く、驚きました。
正直、かなりギリギリの価格設定だそうです。
千葉県民の暮らしを守り、
ハンターさんを支え、
これだけの手間と時間を費やして、
決して儲かるような事業ではありません。
しかし、
"やっかいもの"から"ごちそう"へ
次の未来へ繋げるため、
みなさんいろんな思いをもって取り組んでいらっしゃることが、お話を聞いてとても伝わりました。
と、真面目に思った早坂は、
全国のそれぞれの県で解体処理施設がありますが、
特にこの君津の解体処理施設は
かなり設備がしっかりしている上に、
厳しいチェック体制が整っていて、
驚きました。
より安心安全なジビエを
私たちレストランもその心を引き継いで
提供していきたいと思います。
と、真面目に思った早坂は、
千葉県に敬意を表して
あさりそばをしかと頂戴し、
帰宅の途に着きました。
う〜ん、とても良いツアーでした‼️