2019年10月18日

引き継ぐ物と引き継がれる者!そして伝説になる!

【中村に使って貰いたいんだ!これ!】

と、ある日のお話し、紙袋からおもむろに、街場の小さなフランス料理店の大先輩が僕に持って来ました。(分かる方には誰か?分かるはずです!)

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ヨーロッパの立派なアンティークの銀食器!

その大先輩のお父様はとっても有名な美食家の方で、世界中で学会がある度に世界中のレストランを周り、お仕事も世界中で活躍されており、様々な調度品を多くお持ちの方でした。そんなお父様から多くの食器を引き継がれていた事を、僕も知っておりましたが、その銀食器がある日突然、マノワに来ました!

昨日のディナーにマノワの常連様に、しれーーと、ジビエのコンソメ入れてお出しさせて頂いたのですが、、、、

お皿にお注ぎする前に、、、、、

【中村さんそれって! 】、、、、、

引き継ぐ物と引き継がれる者!そして伝説になる!

僕の両親は決して裕福な家庭ではありませんでしたが、僕にとって大切な、たくさんの感情を与えて貰ったと最近良く思います。

僕の両親は、200人も居ない、山梨県芦安村で、、、、

もっと大きな先を目指して、世界に羽ばたきなさい!

他人に後ろ指指されない様、陰、日向の無い人生を歩みなさいと、、、

でも、躓いた時はいつでもこの田舎に戻って来なさい!いつでも両親は止まり木の様にここにいると、、、、

お金は無かったけど、心の豊かさは誰よりも与えて貰ったと最近良く思います!

まー、思春期の普通の方々からの感覚からは、余裕ではみ出していた僕には、そんな両親の気持ちなんて、当時は1ミリも理解出来てませんでした!



ドラクエの様なタイトルを付けてみましたが、最近この様な事が僕の周りでは多く起きております。先日もブログで書きましたが、ここ数年で街場の小さなフランス料理店は多くの岐路に立つ事になると僕は思います。

人生ってドラクエだな?って、佐藤健さんよりも、DAIGOさんよりも、イケメンじゃないかも?知れませんが間違いなく負けない位のドラクエファンの僕は最近良く思うんです(笑)

ちなみに、良くお客様に、僕って、巨人の阿部慎之助選手に似てるって言われて来たんですが(笑)、、、、、

今年引退なんですよね?昨日のドラフト会議見ながら、1つの時代の終焉を感じております。時代は巡り巡るもので、いろいろ想いを馳せながら、ろくに眠れず、ワイン飲みながらこのブログ書いてます!

去年僕が書いたブログをせっかくなので貼り付けておきます。


クロッシュ(cloche・仏)ってご存知ですか?

1.フランス語で「鐘」という意味。
2.釣り鐘形で縁は下に向き、山にリボンを巻いた婦人帽子。
3.料理にかぶせる金属製の覆い。


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現在のフランス料理店では、あまり見かける事は少なくなりましたが、僕が20歳の頃働いていた、代官山ラブレーでは、銀で出来たクロッシュがあって、あの銀クロッシュを磨かないと先輩たちに良く怒られたもんです。最近ではカレーを目に塗られて大問題になってますが、その当時は鼻の中にエポワス詰められても、アリサ詰められても何も言えなかったもんです(笑)

お客様の立場だと、あの磨かれた銀のクロッシュを被った、お皿が自分のテーブルに運ばれて来る、、、、、

それをサービスマンがタイミングを合わせて、一気に開ける。

そこに広がる、フランス料理の香り、盛り付け、味、そして、フランス料理店でしか味わえない、あのドキドキさせられる空気感!

フランスにいた時代は、ろくにお金がないにもかかわらず、無理して、星付きレストランに行って、その空気感を味わい、、、、

僕は、僕の人生かけてこの世界を進んで行こうと思ったもんです。

日本に戻った、20歳から、ラブレーで3年働き、クロッシュ始め、ナイフ、フォーク、スプーンの銀食器をたくさん磨いたもんです。

最近では、クロッシュはもちろん、銀食器でフランス料理を提供する、フランス料理店も少なくなったと思います。


六本木・オーシザーブル

この伝説のフランス料理店を、フランス料理好きのお客様、また、僕らフランス料理業界で働いているスタッフ達で知らない人は少ないんじゃ無いでしょうか?

2018年AUX SIX ARBRESは40周年を迎え、6月30日を持って多くのファンに惜しまれながらも、閉店されました。

いつでも、あると思っていらっしゃる方が多くいらっしゃったそうで、閉めるの!?!?と、ショックを受けるお客様がとても多かったそうです。

僕もその1人でした。

僕とオーシザーブルの思い出で、先ず浮かぶのは、、、、、

ラブレーで3年間働き、次の職場になる、西麻布のルブルギニオンをラブレーのオーナーの山田さんにご紹介して頂いたのですが、その時、ブルギニオンのオーナーの菊地シェフと面接を兼ねて、お食事させて頂いた場所が、この、オーシザーブルでした。

あれは、17年前のお話です。

山田さんと菊地シェフは、このオーシザーブルで一緒に働かれていた、先輩、後輩で、このオーシザーブルから旅立っていった、先輩たちは、数え切れない程で、、、、、、

間違い無く、日本のフランス料理業界の礎になったレストランと言って過言では無いと思います。

そんな、オーシザーブルに、山田さんと共に、Sオーナーにご挨拶にお伺いさせて頂いた所、これから先の、東京のフランス料理店を代表するサービスマンにならなきゃならない、、、、、

【中村君、あなたがお使いになられて!】

そーなんです。もうお話しは分かりますよね?

烏滸がましながら、さっきのオーシザーブルって彫ってある、唯一無二のクロッシュを頂きました。

1978年AUX SIX ARBRES
と銀製品に彫られております。


マノワで大切に使わせて頂き、僕もいつか、次の世代に引き継ごうと思います。そんな時代は近々来るんでしょうが?それを分かってくれるお客様っているんだろうか?って思います!

人生って不思議なもので、、、、、

オーシザーブルは、東京で40年営業致しました。

たまたまなのか?僕は今40歳です。


オーシザーブルの開店の年に僕は産まれた事になります。

そのオーシザーブルで使っていた、銀食器を僕が受け継ぐ!

これってとっても凄い事で、いろいろ考えさせられます!

マノワは、今おかげさまで、8年目の営業をしておりますが、いつまで続くか?は、正直分かりません。

まして、40年フランス料理店を続けるって、日本では、並大抵の事では無いと思います。

日本ではあまりその習慣はありませんが、フランスでは、銀食器を先祖代々、引き継いで使っていきます。

その昔、フランスで働いていた時代に、フランス人に、、、

【レストランの寿命と、人間の寿命ってどっちが長いと思う?】


って、聞かれた事があります。

多くの方々は、そりゃー人間の寿命の方が、長いに決まってるって、お思いの方々が多いと思いますが、フランスでは、100年以上続いているレストランも少なく無く、、、、、

お客様に愛され、その国の宝になっているレストランがたくさんあります。

だからこそ、僕は、食は文化だと考えております。

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そーんな事を考えながら、深夜にマノワの未来も重ね合わせ、1人で、マノワしか輸入していない、僕より若い、ブルゴーニュの次世代の、若手生産者のワインを飲みながら、先日のラグビーの試合見ながら、いろいろ考えてしまいました(笑)

引き継ぐ物と引き継がれる者!そして伝説になる!

パルプンテばっかりの毎日ですが、っね?ドラクエでしょ?僕の人生って!

僕は勇者にはなれませんでしたが、息子が勇者になるかも?知れません(笑)

やっぱり、ドラクエ5 天空の花嫁は名作だと思います。

https://www.azuyahi.xyz/entry/2017/08/22/155102

ここにドラクエ5のあらすじ貼っておきますが、DAIGOさんも言ってましたが、皆んなにドラクエはやって貰いたい!

そして先ずはドラクエ5をやって貰いたい(笑)

マノワでは、ベホマを唱えれるスタッフをいつでも募集しております!

終わり!
posted by マノワ at 12:32| 僕の生き方のお話し! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする