昨日、九州の梅雨明けが宣言され、煽られている、中村です。
暑中見舞い申し上げます
そーなんです!もう何年も昔から、暑中見舞い、年賀状を欠かさず、お客様にお出しさせて頂いているのですが、、、、、、、、
暑中見舞い申し上げます
そーなんです!もう何年も昔から、暑中見舞い、年賀状を欠かさず、お客様にお出しさせて頂いているのですが、、、、、、、、

と言う、書籍がありました。ミシュランと同じ様に、東京のフレンチレストランを星付けしているガイドブックなのですが、、、、、
ここにも書いてありますが、本当に、高級店から、ビストロまで、超辛口でコメント書かれておりました。
今の時代、問題があると、吉本◯業に爆破予告が来る程なので、10年ひと昔と言いますが、今では、とても考えられない時代です。
当時僕は、辻調理師専門学校のフランス校から帰って来て、、、、、、
そのフランスでは、ジュラとモナコの一つ星レストランで、当然、料理をやっていたのですが、、、、、、、
当時、東京では、キッチンに入る前に、1年間はサービスを経験する、フレンチレストランが多かったと思います。
当時20歳の僕は、代官山のラブレーで働いており、当然ながら、キッチン志望でしたが、、、、、
オーナーの、山田さんのアプローチもあり、、、、、、、、
このままサービスを続けるか?調理場に入ってシェフを目指すか?
うちの実家には、僕の独立に、お金を出してくれる余裕なんか無い事は、とっくに分かっていたのですが、、、
30歳で東京のど真ん中でフランス料理店を独立する。
ってのが、目標だったので、20歳から30歳までの10年間、星の数より多くいるライバルより、自分がぶち抜いて、お店を持つにはどーしたら良いか?考えていた頃、、、、、、
先程の、エピキュリアンって言う書籍がありました。その著者の、見田 盛夫さんがご来店されて、山田さん始め、先輩がもちろん接客をされるのですが、、、、、、
お帰りの際、、、、
【君は輝くサービスをしているね?頑張りなさい!】
って、握手と共に、チップを握らせて頂きました。
誰もが、大きな人生の岐路は必ずあると思いますが、今振り返ると、あの日の、あの瞬間が僕にとって、大きな岐路だった様に、今、思います。

その年の、エピキュリアンのラブレーのページに書かれていた、コメントです!
今の時代、星の数より、多くいる、フードライター?料理評論家!
僕の人生の中で、後にも先にも、若者の人生を変える程の、料理評論家は、見田盛夫さん以外いなかった様に思います。
これ以上喋んなくても良いと思いますが、、、、
そして、その後、ラブレーの山田さんに、本格的にフランス料理のサービスのイロハを教わるのですが、、、、
その中で、たくさんの言葉を頂きましたが、当時から今だに実行している事があります。
暑中見舞い、年賀状です。
今の時代、SNSが発達して、年賀状を書くなんて言う、習慣がとくに若い世代に無くなりつつある様ですが、、、
【全てのお客様に誠意を持って、接客し、次回ご予約の電話を頂く際に、中村君はいますか?って言われるサービスをしなさい!その瞬間からあなたが、サービスを担当すれば良い】と!
ラブレーはオーナーの山田さんがサービスの方なので、山田さんに会いにいらっしゃる方々が非常に多く、もちろん、レストランなので、料理は最も大切ですが、それ以上に、もう一回お客様が来たいと考えるのは、サービスが作り出す、空気感、そして、何よりも大切なのが、、、、、
サービスの人間力だと学びました。
山田さんに【日経新聞、週刊文春】は必ず読みなさい、でないとお客様と会話なんて出来ないよ!って言われた事が、今だと良く分かります(笑)
また、当時は今と比べ物にならない位、個人情報の保護が軽かった影響もあったのか?お客様にご連絡先を聞ける様な状況がありました。
【日本の素晴らしい習慣の、年賀状、暑中見舞いは大切にしなさい!】
って言う、山田さんの教えの元、20歳の頃から、お客様に、自腹で、暑中見舞い、年賀状を出して来ました。
20年近くフレンチ業界をやっていると、たくさんの方々に出会い、、、、
現在では、ひと言書いて、1200枚程お出ししているのですが、、、、、
(マノワを僕が独立する時には3000枚を超えていました)
これこそが、サービスをやっているのであれば、最高の財産だと思います。
だって毎日お客様と会話する機会がそこにあり、それこそが、自分を大きく成長させて貰える、未来に繋がるチャンスだと思うんです。
はい!今日も、感謝の気持ちを込めながら、半分寝ながら、書いてます(笑)
これが終わると、夏休み!
と言う訳で、、、、
2019年8月26日から9月6日ランチ迄の11日間、夏休みを頂きます。
9月6日金曜日のディナーから、通常営業になります。
よろしくお願い申し上げます。
そんな、ラブレーの山田さんとは、今もたくさんお世話になっており、今日も朝から、豊洲市場でスタッフと共に、勉強させて頂きました。
このシャコとトビウオは、今日の僕の仕事終わりの夕ご飯だったのですが、スタッフが食べたいオーラを出して来るので、急遽、、、
シャコとトビウオの塩焼き+刺身定食に今日のまかないがなりました(笑)
っあ!せっかくなので、さっきの、エピキュリアンの当時の、2001年の三ツ星・二ツ星レストランを載せておきます!

時代は常に変わって行くけど、この本が2001年発行なので、今はその18年後な訳で、、、、、、
自分が何をしたいか?どーやって生きて行くのか?
今、この時間をどーやって全力で生きるか?これが最も大切な事何だと、ここ最近、良く思います(笑)
最後に、、、
僕ら業界は、本当に大変で、なんの為に生きているのか?分からなくなる、若者が多いと思います。
一つだけ言いたいのは、、、、
今働いているお店を辞めても、10年後も20年後もそのお店のオーナーと、一緒に酒を飲める、バカやれる、豊洲市場に一緒に買い出しに行ける、、、、
そんな関係になって欲しいと、若者には思います。
終わり!