2019年05月31日

F先輩に敬意を込めて、ワイングラスの形状のお話し!

池袋のペンギンは空を飛ぶんですね?中村です。

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自分のうちでも、でっかい水槽に20年前から、海水魚を飼っている位、水族館が好きなのですが、、、、、

海外の水族館にもたくさん行っておるのですが、日本だと、やっぱり八景島シーパラダイスの水族館が素晴らしいし、仕事でムカついた時は、近くの品川水族館や、サンシャイン水族館、ちょっと遠出して、江ノ島水族館、たまには、温泉入りに行くついでに伊豆の下田水族館など良く行きます。

その昔のお話し、モナコに住んでたんですが、モナコの水族館は、すげー感動しました。もし、モナコに行かれる機会がありましたら、おススメです!

っで、今日は、ソムリエらしく珍しく、ワインのブログを書きます。

今更ですが、今日はワイングラスの形状の話しです。先日FBで尊敬する、F先輩が長文で書かれていたので、その文章の引用になります。もちろん、ご本人にも許可を得ております。

文長いかもしれませんので、読みたい方だけ読んでください!

この前、ワインバーで飲んでいたら、店員に「ネッビオーロなのにピノ・ノワール用グラスで出すんですか?」っていうことを言っているお客さんがいました。店員さんは困った感じで受け答えされてました。

どうもお客さんは、それにはそれ用のグラスがある、そんなことも知らないのか?というような感じでのお考えのようでした。このようなことを言う方は結構いらっしゃると思いますし、自分も「ブルゴーニュワインなのに違う形状のグラスで出すのか?」みたいに言われた経験が一度ではありません。

皆さんはどういうスタンスでワインを飲む時の器をセレクトしていらっしゃるのかなぁと思って。。

個人的には、テイスティングの場合(リラックスしてプライベートでワインを飲む時ではなく)は、どのワインであっても出来るだけいつも同じ決まったグラスでするように心がけてますが、、、、、

プライベートでは、自宅に様々なタイプのグラスを用意していて、カベルネをカベルネ用みたいにいわれているグラスで飲むことはありますし、他のタイプで飲むこともあります。カジュアルに深く考えずにガブガブ飲むのか、気合い入れて飲むのかにもよりますし、色々なワインを色々なタイプのグラスで試すことは好きです。

あるいは、素材がガラスではなく、陶器や木製の器で飲む場合もありますが、新たな発見があります。

また、グラスによって味わいや香り方が違ったりして面白いと思う一方、それをやればやるほど、お気に入りのグラスっていうのが絞られてきて、その一つか二つくらいのグラスで、様々なタイプのワインを楽しむ方が、今の自分には合ってるなぁって思ったりします。あくまで、自分の個人的な飲み方ですが・・・

だから、今日はカベルネを飲むからカベルネグラスでないといけない、とか、リースリングを飲むからリースリンググラスを必死に奥から探して出してくる、というようなことは自分はありません。

でも、昨今、一般的な見解では、それ用のグラスっていうのが存在して、それで飲まないと、みたいなノリが普通になっているような、また、そんなスタンスの方がかなり多いようにみえます。

でもこの考え方でやっていると、今日はキャンティを飲むから、メーカーが出しているキャンティ用のグラスで、とか、、、、、

今日はテンプラニーリョを飲むからテンプラニーリョグラスで、ってやらないといけなくなるし、自宅にグラスの種類が何種類あってもキリがなくなります。それ用って言われてるもので試すと、それはそれでマッチすると思うこともありますが、それでなければ代用は効かないのかというと、そうともいえない気がします。

その飲み物の美味しさを最大限に発揮できるようにしたいですし、それには温度や飲み方など色々な角度や方法がある中で、どのような器をセレクトするのかは大事だとは思ってますし、追求すれば、その飲み物に向いた器ってあると思うので、否定してるわけではないのですが、、、、、

あまりにも「ブルゴーニュワインなのにブルゴーニュグラスで供出しないのか?」っていう感じで、それがさも教科書に書いてあるかのような、常識中の常識のように考えている人が多いように感じるから、書きたくなってしまいました。

あれは、あくまでメーカーの考え方や打ち出し(売り出し)方であって、一般常識というわけではないと、自分は認識しています。

あるメーカーでは、それほどワイン用のグラスの種類をあえてつくっておらず、、、、

「この一脚で色々なタイプのワインを楽しめますよ」という考え方をしていますし、また別のメーカーでは「ボルドーワインは当メーカーでボルドータイプとして出しているグラスで楽しんでほしい、また別のタイプのワインを飲む時には、それ用の形状のグラスを用意しているから、そちらで楽しんで欲しい」というような考え方だというだけであって、それがあたかも世間の一般常識のように考えている方が物凄く多くなっているなぁって感じてしまうのは、自分だけではないと思います、自分と同じような考えの持ち主なら、、、、

そう感じるようになってかなりの時間が経ちます。

ボルドーグラスをボルドーグラスで飲まなきゃ美味しくないと感じる時は、ボルドータイプとして売り出されているタイプのグラスで飲めばいいし、そう思わない場合はそうじゃない選択肢もある、と言う程度なのではないのかなぁって。

もしそこまで言うんだったら、産地や品種だけで分けるのではなく、若いワインなのか?かなり熟成したワインなのか?とか、、、

香りの強さやストラクチャーなど、もっと他の様々な要素があるわけだから、追求したら奥が深すぎると思います。

実際に何度も試したりして、自分なりの体験からそう思っていらっしゃるのであるならまだしも、一般にそういわれているからって言うのでは、あまりにも勿体ないですからね。もっと、自分にとって面白くて、その時の自分にマッチした器があるかもしれないのに、そこで杓子定規になり一刀両断してしまうのは残念でなりません。

そう言う意味でも、僕はあまりグラスを気にしたことがありません。唯一気にするのは古酒を飲むとき、大ぶりの高級グラスを使わないことくらい。

ワインのタイプによってグラスを使い分ける意味(ブドウ品種別のグラスが発売されている狙いでもある⁉️)は大別して以下の2つかと思ってます。

1. 注がれた状態のディスクの表面積による空気接触の度合いとエッジの包み込み度合いによる香りの閉じ込められ方
2. アタックの際の口中に注がれるワインの量とヒットする舌の部位

でも、かつては有名であったへーニック博士の舌の味覚地図は、現代においては間違いだとされてますし、アタックの際のワインの量は容易に調節出来るので、仮にグラスにこだわるのだとしても個人的には1の要素にさえ配慮すれば良いのかなぁと思ってます。

もちろん、ワインは嗜好品で、本人が楽しめる事が1番だと思いますが、、、、、

と言いつつ、マノワでは、僕がこのワインを飲むんだったら?このワインには、このワイングラスっていう感じで、お客様にお出しさせて頂いております。

もちろん、レストランはご家庭とは違う空間ですので、本当は、全て、数種類のロブマイヤーグラスでお客様にはワインを提供したいのですが、、、、

マノワの優秀なスタッフが毎日何かしらグラスやら、お皿を割ってくれるので、中々そーはいかず、マノワのワイングラスは、ほぼ、木村硝子さんのグラスをその昔から使わせて頂いております。


そーんなソムリエらしいブログでした。

終わり!



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何歳になっても悪い事考えている顔って分かりますよね?
posted by マノワ at 11:48| ワインのお話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする